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Raspberry Piサービスをカスタマイズする

Raspberry Piやその他DebianベースのLinuxシステムで実行するとき、 私たちのインストールスクリプトは起動時にNode-REDを自動起動するように systemdサービスを設定するために利用することができます。

このガイドはいくつかのよくある事例のためにサービスをカスタマイズする方法を紹介しています。

ユーザを変更する

サービスはpiユーザのために設定されています。 実行するときのユーザを変更するには、サービス定義/lib/systemd/system/nodered.serviceを編集し、 UserGroupおよびWorkingDirectoryの行を適した形に変更します。 メモリスペースの数値をMBを使って設定することもできます。

[Service]
Type=simple
# Run as normal pi user - change to the user name you wish to run Node-RED as
User=<your_user>
Group=<your_user>
WorkingDirectory=/home/<your_user>

Environment="NODE_OPTIONS=--max_old_space_size=256"
...

ファイルを編集したあと、以下のコマンドを実行して systemdデーモンをリロードし、そしてNode-REDサービスを再起動します。

sudo systemctl daemon-reload
node-red-stop
node-red-start

HTTPプロキシを設定する

Node-REDフロー内のHTTPリクエストのためにプロキシを利用する必要がある場合、 環境変数HTTP_PROXYを設定しなくてはなりません。

サービス定義/lib/systemd/system/nodered.serviceを編集し、 新たにEnvironment=...の行を追加します。例:

...
Nice=5
Environment="NODE_OPTIONS=--max-old-space-size=256"
Environment="HTTP_PROXY=my-proxy-server-address"
...

ファイルを編集したあと、以下のコマンドを実行して systemdデーモンをリロードし、そしてNode-REDサービスを再起動します。

sudo systemctl daemon-reload
node-red-stop
node-red-start