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2つ目のフロー作成

概要

このチュートリアルは最初のチュートリアルを元に、 ローカルで何か役に立つことをするために外部ソースからデータを持ってくることをはじめるフローを作成します。

このフローでは:

  • 一定間隔でウェブサイトから情報を取得
  • 使いやすい形式に情報を変換
  • デバッグサイドバーに結果を表示

1. Injectノードの追加

前回のチュートリアルでは、 Injectノードをそのボタンをクリックしたときにフローを始動させるために利用しました。 このチュートリアルでは、Injectノードを一定間隔でフローを始動するように設定します。

パレットからワークスペース上にInjectノードをドラッグします。

配置したInjectノードをダブルクリックすると設定ダイアログが開きます。 毎日5分間隔にセットして定期実行を設定します。

完了ボタンをクリックして設定ダイアログを閉じます。

2. HttpRequestノードの追加

Http Requestノード(最初のhttpノードではありません)を使ってWebページの内容を取得することができます。

ノードを配置後に設定ダイアログのURL項目に以下をセットします。

https://earthquake.usgs.gov/earthquakes/feed/v1.0/summary/significant_month.csv

完了をクリックしてダイアログを閉じます。

これはアメリカ地質調査所のウェブサイトの、先月の大きな地震のフィードです。このフィードには様々なオプションが存在しています。 このチュートリアルを狩猟したあとに遊ぶことができるでしょう。

3. CSVノードの追加

CSVノードを追加し、そのプロパティを編集します。 「1行目に列名を含む」のオプションを有効化します。

そして完了をクリックして閉じます。

4. Debugノードの追加

Debugノードを追加します。

5. すべてのノードをワイヤーで接続

ワイヤーを追加して接続します:

  • Injectノードの出力とHTTP Requestノードの入力
  • HTTP Requestノードの出力とCSVノードの入力
  • CSVノートの出力とDebugノードの入力

6. Switchノードの追加

ワークスペースにSwitchノードを追加します。 プロパティを編集し、プロパティにmsg.payload.magを入力し、>=数値による評価に変更し、値に7を設定します。 完了をクリックして閉じます。

CSVノードからこのSwitchノードに2つ目のワイヤーを追加します。

7. Changeノードの追加

Changeノードを追加し、Switchノードの出力に繋ぎます。 msg.payloadに文字列PANIC!をセットするように設定します。

8. Debugノードの追加

新しいDebugノードをChangeノードの出力ポートにワイヤーで接続します。

9. デプロイ

デプロイボタンをクリックすることでランタイムにフローをデプロイします。

デバッグサイドバータブを開いている状態でInjectボタンをクリックします。 以下のような内容のエントリのリストを確認できるはずです:

msg.payload : Object
{"time":"2017-11-19T15:09:03.120Z","latitude":-21.5167,"longitude":168.5426,"depth":14.19,"mag":6.6,"magType":"mww","gap":21,"dmin":0.478,"rms":0.86,"net":"us","id":"us2000brgk","updated":"2017-11-19T17:10:58.449Z","place":"68km E of Tadine, New Caledonia","type":"earthquake","horizontalError":6.2,"depthError":2.8,"magError":0.037,"magNst":72,"status":"reviewed","locationSource":"us","magSource":"us"}

それぞれのプロパティの左にある小さな矢印をクリックすることで、 プロパティを開いて内容を確認できます。

マグニチュード7以上の地震があった場合、 以下のようなデバッグメッセージも確認できます。

msg.payload : string(6)
"PANIC!"

7という分岐の値を小さく変更してプログラムをテストすることもできます。変更後は、忘れずにデプロイをクリックします。 ***

まとめ

このフローは5分間隔で自動的に実行され、URL先からデータを回収します。 データを加工し、デバッグサイドバーに表示します。 また、データのマグニチュードの値を確認し、 マグニチュードが7以上だった場合に追加のメッセージのためにフローを分岐させます。 メッセージのペイロードは適切なかたちにされ、デバッグサイドバーに表示されます。

ソース

このチュートリアルで作成したフローは以下のJSONで表されます。 エディタにこれをインポートするには、クリップボードにコピーしてから読み込みダイアログにペーストします。

[{"id":"e36406f2.8ef798","type":"inject","z":"f03b57d5.e525f8","name":"","topic":"","payload":"","payloadType":"str","repeat":"300","crontab":"","once":false,"x":130,"y":900,"wires":[["c3c50023.3bbed"]]},{"id":"c3c50023.3bbed","type":"http request","z":"f03b57d5.e525f8","name":"Recent Quakes","method":"GET","url":"https://earthquake.usgs.gov/earthquakes/feed/v1.0/summary/significant_month.csv","tls":"","x":300,"y":900,"wires":[["8afc6cac.e0812"]]},{"id":"8afc6cac.e0812","type":"csv","z":"f03b57d5.e525f8","name":"","sep":",","hdrin":true,"hdrout":"","multi":"one","ret":"\\n","temp":"","x":470,"y":900,"wires":[["44779781.4190f8","6f0eb546.9e208c"]]},{"id":"44779781.4190f8","type":"debug","z":"f03b57d5.e525f8","name":"","active":true,"complete":false,"x":630,"y":900,"wires":[]},{"id":"6f0eb546.9e208c","type":"switch","z":"f03b57d5.e525f8","name":"","property":"payload.mag","propertyType":"msg","rules":[{"t":"gte","v":"7","vt":"num"}],"checkall":"true","outputs":1,"x":510,"y":960,"wires":[["d78d4aa8.8c8208"]]},{"id":"d78d4aa8.8c8208","type":"change","z":"f03b57d5.e525f8","name":"","rules":[{"t":"set","p":"payload","pt":"msg","to":"PANIC!","tot":"str"}],"action":"","property":"","from":"","to":"","reg":false,"x":650,"y":1020,"wires":[["72fddece.fac0d"]]},{"id":"72fddece.fac0d","type":"debug","z":"f03b57d5.e525f8","name":"","active":true,"complete":false,"x":750,"y":960,"wires":[]}]

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