Context Store API

バージョン0.19の新機能

コンテキストストアAPIは、 コンテキストデータをどこに格納するか設定する方法を提供します。

デフォルトでは、Node-REDは Memoryストア のAPIを使用します。 また、Fileストア も提供しています。

コンテキストストアをカスタマイズするには、ストアモジュールAPI を実装するモジュールを作成しなければなりません。

設定

settings.js内の contextStorage プロパティは、コンテキストストレージの設定に使用されます。

これはオブジェクトであり、1つ以上の名前を持ったコンテキストストア設定です。

contextStorage: {
   default: {
       module:"memory",
       config: {
           customOption: 'value'
       }
   }
}

それぞれのコンテキストストア設定は、 module プロパティと config プロパティの2つで構成されます。

module プロパティは、使用するコンテキストストアプラグインを特定します。 これは、ビルトインモジュールの名前(現時点では memory または localfilesystem )であるか、または require でロードされたモジュールであるべきです。

contextStorage: {
   default: {
       module:"memory",
   },
   custom: {
       module:require("my-custom-store")
   }
}

config プロパティはオブジェクトであり、 カスタムオプションを提供するためのモジュールに渡されます。

ストアモジュールAPI

カスタムプラグインのモジュールは、単一のコンストラクタ関数をexportしなければなりません。 この関数はプラグインの新しいインスタンスがrequiredされた時に呼び出されます。 そして、関数にはそのインスタンスの config プロパティの値が渡されます。 これは、ランタイムが同じストアプラグインの複数のインスタンスを保持することを許容することになり、それぞれに自身の設定を保持します。

var ContextStore = function(config) {
    this.config = config;
}

ContextStore.prototype.open = function() { ... }


module.exports = function(config){
    return new ContextStore(config);
};

コンストラクタにより返されるオブジェクトは、 こちら に記載されているすべての関数を実装しなければなりません。