バージョン0.19の新機能
ローカルファイルシステムのコンテキストストアはコンテキストデータをローカルファイルに保持します。 デフォルトでは、コンテキストデータをメモリに格納し、同期的アクセスも非同期的アクセスも許可します。
キャッシュモードはdisabledになっている場合は、非同期アクセスのみをサポートします。
ファイルストアを作成する際、次の設定が利用できます。
ファイルストアは次に示す設定オプションが指定できます:
オプション | 説明 |
---|---|
dir |
保存先の base となるディレクトリ。デフォルトではユーザディレクトリ ~/.node-red となる |
base |
コンテキストデータを格納するベースディレクトリ。デフォルトでは "context" |
cache |
コンテキストをキャッシュするかどうか。デフォルトでは true |
flushInterval |
キャッシュが有効な場合、ストレージへの最小書き込み間隔。秒数表記となり、デフォルトでは 30 |
file
コンテキストストアのデフォルト設定は、~/.node-red/context
ディレクトリを使用し、
キャッシュが有効になっており、30秒ごとにストレージへ書き込みます。
Raspberry PiのSDカードでの利用など、flushInterval
はストレージへの利用を最小限に抑えるため利用できます。
ただ、Node-REDが予期せずkillされると、
flushされていないデータは消えることに注意してください。
このコンテキストストアは、コンテキストスコープごとに別々のファイルを使用します。
トップレベルには各フローのスコープと1つのグローバルスコープのディレクトリがあります。
各フロースコープのディレクトリ内に、フロースコープを含む flow.json
と、各ノードコンテキストのファイルです。
$HOME/.node-red/context
├── global
│ └── global.json
├── <id of Flow 1>
│ ├── flow.json
│ ├── <id of Node a>.json
│ └── <id of Node b>.json
└── <id of Flow 2>
├── flow.json
├── <id of Node x>.json
└── <id of Node y>.json
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