ローカル環境にNode-REDをインストールするためにはサポートされているNode.jsのバージョンが必要です。
Node-REDをインストールするため、Node.jsに同梱のnpm
コマンドを利用できます:
sudo npm install -g --unsafe-perm node-red
Windowsを利用している場合、このコマンドをsudo
からは始めません。
このコマンドは、依存関係とともにNode-REDをグローバルモジュールとしてインストールします。
コマンドの出力の最後が以下のようになった場合、インストールが成功したと確認できます。
+ [email protected]
added 332 packages from 341 contributors in 18.494s
found 0 vulnerabilities
最も簡単な方法によってDockerで直接実行するには、次のようにします:
docker run -it -p 1880:1880 --name mynodered nodered/node-red
更なる追加情報は私達のdockerのガイドを参照してください。
OSがSnapをサポートしている場合、 以下のようにNode-REDをインストールすることができます:
sudo snap install node-red
Snapパッケージとしてインストールした場合、利用しなくてはならない以下のような外部の機能へのアクセスを持っていないセキュアなコンテナで実行できます:
gcc
- インストールしたいノードのバイナリコンポーネントをコンパイルするために必要ですgit
- プロジェクト機能を利用したい場合、必要になりますコンテナのセキュリティは低下するものの、より幅広いアクセスが可能な「クラシック」モードで実行することもできます。
一度グローバルモジュールとしてインストールしたら、
ターミナルにおいてnode-red
コマンドを使ってNode-REDを起動することができます。
Ctrl-C
を使うか、ターミナルウィンドウを閉じることでNode-REDを停止することができます。
$ node-red
Welcome to Node-RED
===================
30 Jun 23:43:39 - [info] Node-RED version: v1.1.0
30 Jun 23:43:39 - [info] Node.js version: v10.21.0
30 Jun 23:43:39 - [info] Darwin 18.7.0 x64 LE
30 Jun 23:43:39 - [info] Loading palette nodes
30 Jun 23:43:44 - [warn] rpi-gpio : Raspberry Pi specific node set inactive
30 Jun 23:43:44 - [info] Settings file : /Users/nol/.node-red/settings.js
30 Jun 23:43:44 - [info] HTTP Static : /Users/nol/node-red/web
30 Jun 23:43:44 - [info] Context store : 'default' [module=localfilesystem]
30 Jun 23:43:44 - [info] User directory : /Users/nol/.node-red
30 Jun 23:43:44 - [warn] Projects disabled : set editorTheme.projects.enabled=true to enable
30 Jun 23:43:44 - [info] Creating new flows file : flows_noltop.json
30 Jun 23:43:44 - [info] Starting flows
30 Jun 23:43:44 - [info] Started flows
30 Jun 23:43:44 - [info] Server now running at http://127.0.0.1:1880/red/
そして、ブラウザでhttp://localhost:1880を指定することでNode-REDエディタにアクセスすることができます。
ログ出力は様々な情報を提供してくれます。
Node-REDはデフォルトのフローファイルとしてflows_<hostname>.json
を利用します。
node-red
コマンドの引数としてフローファイル名を渡すことで、これを変更することができます。
Node-REDはnode-red
コマンドを使うことで起動できます。
このコマンドは様々な引数をとることができます:
node-red [-v] [-?] [--settings settings.js] [--userDir DIR]
[--port PORT] [--title TITLE] [--safe] [flows.json|projectName]
[-D X=Y|@file]
オプション | 詳細 |
---|---|
-p , --port PORT |
ランタイムが待ち受けているTCPポートを設定します。デフォルト: 1880 |
--safe |
フローを起動せずにNode-REDを起動します。このオプションはエディタでフローを開き、フローを起動せずに変更をおこなえるようにします。変更をデプロイしたとき、フローは起動されます。 |
-s , --settings FILE |
利用する設定ファイルを設定する。デフォルト: settings.js in userDir |
--title TITLE |
プロセスウィンドウタイトルを設定する。 |
-u , --userDir DIR |
利用するユーザディレクトリを設定する。デフォルト: ~/.node-red |
-v |
冗長な出力を取得します。 |
-D X=Y|@file |
個別に設定を上書きする |
-? , --help |
コマンドラインの使い方を表示し、終了します。 |
flows.json|projectName |
プロジェクト機能を有効にしていない場合、作業したいフローファイルをこのオプションで指定します。プロジェクト機能が有効な場合、どのプロジェクトを利用するのかを指定します。 |
Node-REDはデフォルトのフローファイルとしてflows_<hostname>.json
を利用します。
実行しているコンピュータがホスト名を変更した場合、
静的なファイル名をコマンドライン引数または設定ファイル内のflowsFile
オプションとして、
提供することを保証する必要があります。
Since Node-RED 1.1.0
コマンドライン上で-D
(もしくは--define
)オプションを使うことで
個別に設定を上書きすることができます。
例えば、ログレベルを変更することができます:
-D logging.console.level=trace
また、ファイルによって設定をカスタマイズできます:
-D @./custom-settings.txt
ファイルには上書きする設定の一覧を含んでいる必要があります:
logging.console.level=trace
logging.console.audit=true
基盤であるNode.jsプロセスに引数を渡さなければならない機会はあります。 例えば、Raspberry PiやBeagleBone Blackのように、 メモリ容量が制限されたデバイスで実行する場合です。
これをおこなうためには、起動スクリプトのnode-red
の代わりにnode-red-pi
を利用する必要があります。
Note: このスクリプトはWindowsでは利用できません。
反対に、node
コマンドを利用してNode-REDを起動した場合、
red.js
およびNode-RED自体に渡す引数を指定する前に
Nodeプロセスに引数を渡す必要があります。
以下の2つのコマンドは2種類のアプローチを紹介しています:
node-red-pi --max-old-space-size=128 --userDir /home/user/node-red-data/
node --max-old-space-size=128 red.js --userDir /home/user/node-red-data/
グローバルnpmパッケージとしてNode-REDをインストールした場合、 以下のコマンドによって最新版にアップグレードすることができます:
sudo npm install -g --unsafe-perm node-red
Windowsを利用している場合、コマンドの先頭にsudo
は不要です。
Node-RED: Low-code programming for event-driven applications.
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